「まことの保育」とは、わたしを救おうと願い、ともに生きてくださる仏さま(阿弥陀如来)のお慈悲に育まれていることを、幼児との生活を通して共によろこびあう保育です。仏さまに手を合わせることを通じ、他の数え切れない「いのち」に支えられ、生かされている真実に、気づかされていくことのできる心の教育です。

 浄土真宗本願寺派(宗祖:親鸞聖人(1173~1263年)/本山:本願寺(西本願寺))の寺院、あるいは浄土真宗にご縁のある保育園、幼稚園、認定こども園が「まことの保育」を推進しています。

浄土真宗本願寺派 本山 西本願寺

「まことの保育」が目指す子どものすがた

・仏さまに手をあわせる子ども

 敬いの心、自己を中心としない心を育みます

・ありがとうの言える子ども

 感謝、協調を大事にする心を育みます

・お話をよくきく子ども

 あらゆるものへ優しさを向ける心を育みます

・みんなと仲よくする子ども

 お互いに助け合う心を育みます

あそかの木保育園における実践

①「食事のことば」の唱和

浄土真宗本願寺派が制定する「食事のことば(「食前のことば」/「食後のことば」)」を、食事の前後にみんなで唱和しています。

「食前のことば」

  多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。

  深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

【解説】
 わたしたちは、食べ物をいただくことで毎日を過ごしています。この食事には多くのいのちをいただいています。また、この食事がわたしの口に届くまでには、多くの方のご苦労もありました。
 仏さまは、わたしたちが多くのいのちと、みなさまのおかげにより、初めて生きることができるのだと、明らかにしてくださいました。このご恩を思い、お食事を大切にいただきましょう。


「食後の言葉」

  尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。

  おかげで、ごちそうさまでした。

【解説】
 お食事をいただいたわたしたちは、尊いおめぐみをいただきました。多くのいのちと食事を用意してくださった方々のご苦労を思い、そのおかげでいのちをいただいています。
 いまここにいのちあるわたしを、必ず救うと願い、支えてくださっているのが仏さまです。このご恩を思い、仏さまの願いに応えようと、精一杯に生きていきましょう。

② 法話

 月に1度、園舎2階ホールにおいて、3歳児、4歳児、5歳児の各クラスにわかれ、当法人の理事長(浄土真宗本願寺派僧侶)が仏さまの教えについてお話をしています。
 みんなで仏さまの前に心静かに正座し、手を合わせて「南無阿弥陀仏」と称え、礼拝して法話の時間は始まります。身近にある絵本を読み聞かせ、それに基づきながら仏さまの教えをわかりやすく伝えています。そして、改めて心静かに正座し、手を合わせて「南無阿弥陀仏」と称え、礼拝して法話の時間は終わります。

 年度初めの頃は終始落ち着かない様子ですが、回を重ねるにつれて心静かに正座し、手を合わせることができ、お話もしっかりと聴くことができるようになっていきます。